unityを使用して作ったゲームがインストールされるごとに利用料が発生するように
unityさんが現在炎上中です。
見出しの通り、unityを使用して作ったゲームがインストールされるごとに利用料が発生する、
「Unity Runtime Fee」という料金モデルをいきなり発表しました。
しかも、今後ではなく既存のunity使用ゲームにもこの料金モデルが適用されるとのことで、
大手ソシャゲの運営会社や海外の個人インディー開発者まで大いに批判する大荒れの状況です。
加えて、unityのCEO含む複数の幹部が以前からUnity社の株式を売却していたことで
「インサイダー取引なのでは?」とも囁かれていることで余計に反感を買ってるっぽいです・・・
大きな話題になっているのでいろんな記事で取り上げられています。
もっとも、このルールが適用されるのはゲームの年間収益が20万ドル,かつ累計インストール数が20万回を超えた場合のみです。
実質的には中堅以上のソシャゲ、ゲームアプリでもない限り実害はなさそうですが、Unity社に対する信頼は大きく損なわれたことでしょう。
2023.10.6追記
めちゃくちゃ批判されたことでUnity社が大きく利用者に歩み寄る結果となりました。
- Personalプラン(大半の個人制作者はこれ)には「Unity Runtime Fee」が適用されない。
- Pro、Enterpriseプランには「Unity Runtime Fee」が適用されるが、適用要件が100万ドル以上に変更。
- 「Unity Runtime Fee」が適用されるのは2024年にリリース予定のLTS版から。それ以前のエディタバージョンで作られた作品には適用されない。
- 「Unity Runtime Fee」適用条件に当たるものであっても、支払いは「Unity Runtime Fee」の条件に基づくインストール数に応じた料金か、収益の2.5%のいずれか選択できる。
- インストール数、収益は開発者の自己申告制。そんなんで意味ある?
どこかのブログで書かれていたのですが、「今回の件、ソシャゲで例えると個人や小規模チームは無課金ユーザーで、大手は廃課金ユーザー。
廃課金ユーザーが離れることでサービスも低下するし、いずれ無課金ユーザーにも影響のあることを打ち出さないとも限らないので離れるべし」
とあり、分かりやすくてなるほどなぁと感心しました。
方針が変わって穏便な感じになったとはいえ、今回の余波はデカそうです。
たこすの方針
もちろん自分は無課金ユーザーに相当するへっぽこ開発者なので当分影響は無いでしょう。
しばらくはunityでのゲーム制作を続けるつもりです。趣味ですからね。収益化そのものが夢のまた夢だよ・・・
ただ、今回の件は今後も尾を引きそうなので、ゲームエンジンの乗り換え先くらいは概要を調べておこうと思いました。
GODOTとかUnreal Engineとか。とはいえGODOTは日本語資料少ないし、Unrealはちょっと敷居が高いかな・・・